AD-05 スコーン(ロストエイジ、ムービーアドバンスドシリーズ)
「トランスフォーマーロストエイジ」に登場したダイノボットの一人スコーンの「ムービーアドバンスド」版です。TLKシリーズでもボイジャークラスの玩具のみ登場していました。
スコーンは、スロッグが未登場のロストエイジではダイノボットの中で最大。搭乗したクロスヘアーズからは「トゲトゲ」と呼ばれてました。
余談ですが、「スコーン/Scorn」という単語は怒りをこめた激しい軽蔑、冷笑、蔑(さげす)み、嘲(あざけ)り等の意。
恐竜モード
恐竜形態は、帆の代わりに無数の棘(トゲ)※が生えたスピノサウルス。※パンフレットでは、「背びれ」扱い。
劇中では背中の大きい棘は二列でしたが、こちらは現実のスピノサウルスの復元図に近い一列、TLKシリーズでは三列になってます。
この姿では、バク転しながら背中の棘で敵を貫くといった、体の特徴を活かした荒々しい戦闘や、グリムロック達とのコンビネーション技も得意のようです。
今のスピノサウルスの復元図とだいぶ違うのは、映画製作時の通説では二足歩行が主だったためと思われます。
よく似た例↓
ロボットモード
※右腕の変形は、上の写真が正しいみたいですが、下のように口を閉じることで隙間が消えて目立たなくなります。
変形の仕方や配置は、「ビーストウォーズ」のビーストメガトロンに似ています。
変形後は、他のダイノボットと同じ騎士のような姿。ただし、劇中よりかなり華奢になっています。TLK版では劇中未登場ですが、ロストエイジ同様、大柄でどっしりした体格に。
左腕全体がしなやかな鞭のようになっており、立たせるときの三脚のようにも使えます。
武器(劇中未使用)
尻尾の一部にもなるギザギザの剣 スクラップメーカーソード。ただし、本編では腕の鞭と背中のトゲが主要武器だったので一度も登場せず、TLK版では省略されていました。
こちらの玩具では、変形の都合で恐竜の姿でも装備させることができます。
劇中や設定にないオリジナル技ができるのは、玩具の強みです。
総評
TLK版が遊びごたえも再現度もあるという意見をちらほら目にしますが、再現度はともかく、劇中未使用とはいえTLK版では省かれた武器も付属していたりと、玩具としてはこちらもデラックスクラスとしてはよくできていると思います。
ただ、片方の足のジョイントの劣化が激しく、うまく渋みを保てない人が多いようなので、そこばかりは擁護できないですね。事実、私の持っているこの型もうまく立たすのが難しいので。
以上、ムービーアドバンスド版スコーンの紹介でした。では