色筆の記録

玩具・物好き

反骨の百足竜

ポケモンモンスターコレクション ML-ギラティナ(Giratina)

分類:はんこつポケモン

タイプ:ゴースト、ドラゴン

体長:4.5m

旧作ダイヤモンド・パールの図鑑によると、「この世の裏側にある世界に住んでいると言われているポケモン。古代の墓場※に現れる。」※後述する洞窟の最深部では、きちょうなホネ、れいかいのぬのが出る。また、出現場所の洞窟がある泉の名は「送りの泉」。

その他プラチナ、ブラック・ホワイト等では、「暴れ者ゆえ追い出されたが破れた世界※と言われる場所で静かに元の世界を見ていた。」と説明されます。※映画版だと反転世界。

ハートゴールドソウルシルバーでは破れた世界は「常識が通用しない」と補足されており、事実その場所は重力が定まらず無重力に近い状態です。そこへの出入り口がある「戻りの洞窟」も空間がねじれてます。

この世の裏側という点から、破れた世界が冥界と同一視、または近いものとされるようです。作中の昔話でも、洞窟がある「送りの泉」らしき(?)水の中に、食べたポケモンの骨を流していたことが触れられてます。

分類の「反骨」は、権力や時代の風潮に逆らう・抗う精神のこと。図鑑でも、ギラティナアルセウスに歯向かったような扱い※ですが、実際はその属性や能力故に表の世界に馴染めなかっただけではと私は考えてますが、実際は不明。ただ、かなり凝った設定持ちなのは間違いないかと。※作中の世界の神話はあくまで人間が考えたもの。

既に他の方々が考察で述べているため今回省きますが、どうもこのポケモンの詳細は科学と神話が混じっているように感じます。(反物質やCP対称性云々)

余談ですが、実写版ポケモン「名探偵ピカチュウ」では、このポケモン達の像が意味深に置かれている場面があります。(単にファンサービス?)足は動きはしますが、複雑なポーズは出来ません。ある意味、百足らしい?。

この姿「アナザーフォルム」は、重力のある表世界に対応した結果らしく、破れた世界やはっきんだま(白金玉)で変わる「オリジンフォルム」は、より節足動物のような見た目で、王冠を思わせる角も百足のアゴのようになります。死神やドラゴンゾンビのように、剝き出しの肋骨に似た部位や破れた見た目の翼。現実のリトアニアでは、死神をGiltine(ギルティネ)と呼ぶそうです。翼は軟質パーツ、しかも接続部分が正直脆そうなので取り扱いには注意。

 

誕生に関連するシンオウ組の記事↓

iropenkun.hatenablog.com

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2023年9月28日追記:「ハートゴールドソウルシルバー」のイベントでは「反物質」を司ると語られた。

また、一時は反旗を翻そうとしたという話が、レジェンズの出来事に当たるらしい。現在はその反骨さを捨て、静かに現実世界を見守っているとされる。

その姿と設定から、ツクヨミスサノオ、ルシファーやオピーオンもモデルに入っていると思われるが、実際は不明。