色筆の記録

玩具・物好き

ゴールドコンボイ(缶コーヒー版のすがた)

サントリーコーヒーボス「トランスフォーマーオリジナルフィギュアキャンペーン」特殊メタリック仕様 コンボイ

缶コーヒーとのコラボした時の非変形フィギュア(「ゴールデンラグーン」という回の姿と、「ボスレインボー」をかけている?)頭と腕と足は可動しますが、範囲は狭め。

ゴールデンラグーンに触れるなら、ビーチコンバーも出してほしかった気持ちはあります。

2024年1月から4月までのアニメ感想

2024年も三分の一が経ったので、ざっくりですが視聴したアニメの感想をば

 

結論を先に出すとこんな感じ(個人の感想)

覇権枠:フリーレン

準覇権枠:まほあこ

良作なろう枠:治癒魔法

ヒーロー枠:ひろプリ

後述するその他の作品は良作枠

 

葬送のフリーレン

冬アニメの覇権枠。

「こういうのが見たかった」に尽きます。

そりゃ、この出来ならサンデーの「キメツを超える」発言にも納得。ファンタジー作品としての丁寧さや完成度には、ただただ脱帽です。

強いて不満点を述べるなら、ゲナウとフォル爺の顛末。(作監の件も?)

 

ひろがるスカイプリキュア

何気に、投稿者が最初から最後まで見た初プリキュア

ただ、女児アニメというより、ジャンプ作品や実験作※を思わせる要素が強かった印象。(実際、プロデューサーも「視聴層を増やしたかった」等の旨の発言あり)

「ひろがる」が「ヒーローガール」と掛かっているのも含め、下手したら、最近の「ヒーローもの」の中でも、かなり良い部類かも。

幼少の私に、「未来では、昨今のジャンプやライダーものより、プリキュアの方がヒーロー作品として面白い」って言ったら、絶対嘘つきや邪道扱いされる。

※キュアウィングや隊長達「護衛隊」等の活躍もあるので。

 

マッシュル(二期)

安定の面白さ、と言いたいですが、イノセント・ゼロ達が攻めるまでは、正直悪い意味で「そうはならないでしょ」と思う場面※が少なからずあるので、マイナスとは行かずとも、もっとやりようはあったのではと感じました。

勿論、幹部含めたイノセント・ゼロ戦や最終話は面白かったのですが。

※魔法使い特攻の寄生虫を倒しても「利用価値無し」と言われたり、明らかに一線を越える寸前のカルパッチョの横暴を、誰も止めようとしない等。

 

魔法少女にあこがれて

結論:マジヤベーゼ(直球)

ありとあらゆる性癖の図鑑か何かで?

作者曰く、「絵面の問題で男は出さないようにしている」らしく、内容が内容だけに妥当かなと。

プリキュアとか見せたら「似たこと」しそう。でも、ひろプリ勢なら理解した上で、ある程度は許容してくれそう(?)

 

魔女と野獣

明らかに1話と2話を、ギドとアシャフの出会い・ハリベルの話とその顛末に変えた方が、時系列が分かりやすく、かつ世界観の説明も過不足なく行えたのではと。

それ以外は概ね高評価。特に9話が実質最終決戦でした。(騎士団より先に魔女を保護します→かつての処刑人が黒幕です→アシュガンの封印解除したら、暴走して世界滅亡の危機という怒涛の展開すぎた)

「世界を滅ぼせる力が探せば身近にもある」という設定も好き。

 

治癒魔法の間違った使い方

今回のなろう系でかなり面白かった作品。下手したら、最近のジャンプ系?より王道しているかも。(何せ最近のジャンプが看板にしている作品が、軒並み「アレ」なので)

主人公の適応力が異常なのが、作中の他の人も分かっているのも高評価。

ただ、修行場面が長いのは、人によって評価が分かれそう。

祝 アベマ(3月25日)2024冬アニメ週間再生数ランキング第5位!(第1位はフリーレン)

 

アンデッドアンラック(2クール目含む)

とりあえず尺稼ぎとテンポを何とかして、というのが率直な感想。いや、総合面だと面白いですが。

ただ、漫画回以降や安野雲に関わる話は、他のジャンプ系とは一風変わった面白さがあるとは思います。(マガジン系列に近い?)

だからこそ、作画だけでなくテンポも良くしてほしかったという気持ちもあります。

 

戦国妖狐(第一部)

ひとまず、「惑星のさみだれ」の二の舞は防げている印象。

内容も少年漫画らしく…と思っていたら、まさかのラストボス誕生の前日譚とは、本気でたまげましたね。(あの時代に、黙示録の四騎士級の存在はあかんて)

あと、やはり主人公は竹吉で良いかと。芍薬と火岩だけでなく、仇の卑劣漢である烈深(バリー)の分まで一矢報いる場面は、純粋にカッコよかった。そりゃ、荒吹も認めるよなと。

 

話が変わりますが、水上先生の「原作を守れとか無茶言うな」という、悲痛な本音が何とも言えない後味の悪さを出してました。

 

おでかけ子ザメ(第53話まで)

鬼ヶ島にパイナップルをお裾分けに行く回と、友達のとかげとかえるが冬眠から目覚める回が個人的に最高。

前者はある意味、逆吉備津彦(誉め言葉)でしたね。

余談ですが、パイナップルこと鳳梨(ほうり、菠蘿、はら)はイネ目で、名前の意味は松ぼっくり

 

本人かは分かりませんが、こちらも

ネメシス版スナックバス江

作者様(フォビドゥン氏)がやりたかったのは、こういう短編なのかなと。

「エグザイルじゃないのに、エグザイルみたいな恰好しているのはおかしい」等、秀逸なネタとテンポが目を引きました。(本家アニメも見ましたが、明らかに進みが遅すぎて1話切り)

 

冬眠中

チョコQアニマテイルズ ヤマネA1975年に天然記念物に指定された、森林に生息する日本固有種の齧歯類(げっしるい)。

普段は樹上に棲み、枝の間を跳んだり、後ろ足だけでぶら下がることも。

食性は雑食で、虫やクモは勿論、果実や鳥の卵まで食べるそうです。

本来は木の洞(うろ)等にコケや樹皮を集めた巣を作るものの、岩の割れ目やスズメバチの古巣、中には山小屋や巣箱に巣を作り、冬眠することもあるよう。冬に木を切ると、冬眠中のヤマネが出てくることがあるため、林業に携わる人々からは「山の守り神」として扱われてきたらしいです。秋田県の猟師に伝わる、山神の幻獣「小玉鼠」(こだまねずみ)の正体という説もある模様。

また、八ヶ岳山麓では自動車による轢死を防ぐため、ヤマネ用の橋などが架けられたとか。

 

 

 

 

 

飛騨の主

最強王図鑑選抜編  ④両面宿儺

説明 8本の手足で攻撃できる武人

ふたつの顔、4本の腕、4本の脚をもつという変わった姿をした鬼神で、それぞれ反対側を向いている。力もあって身軽なので、戦士としてはかなり優秀。

伝承地域:岐阜県

推定体長:300㎝

出典:「日本書記」「千光寺記」ほか斧を装備している話もあるので、その伝承の要素でしょうか。単純に立たせにくく、剣や矢の先も曲がっているのが残念なところ。大和朝廷に従わなかった飛騨地方(現在の岐阜県北部)の豪族とされ、飛騨では土着神ともされます。

姿については、土蜘蛛羽白熊鷲と同じく、朝廷に服さない者に対する蔑視も込めた形容とも、本当に伝承通りの結合性双生児(頭や腰が繋がった状態)説も。

見た目はローマ神話の扉の守護神ヤーヌス(英語で1月を表すJanuaryの語源)と似ていますが、多面一身というだけなら、「古事記」には伊予之二名島(四国島)・筑紫島(九州島)が四面一身の神として語られているようです。

日本書紀」では仁徳天皇(大雀命、おほさざきのみこと)の時代に、和邇(わに)氏の祖・武振熊(たけふるくま)に敗れたとされますが、武振熊が活躍したのは神功皇后応神天皇の時代のため、整合性が無いとされます。これに関しては、朝廷にやられた両面宿儺を崇める者達がその後も隠れて信仰を残し、後世に「仏教の守護者」として、その存在を認めさせようとしたためとも考えられているようです。

(似た事例として、神農の子孫蚩尤(しゆう)や、仏教を守護する阿修羅と習合された、ゾロアスター教アフラ・マズダーことアスラ神族のヴァルナがある)

また、両面宿儺が位山(高山市一宮町)の鬼・七儺(しちな)を、天皇の命で討ったという話や、高沢山の毒龍を制した話も残されています。

カワメバル

チョコQアニマテイルズ 日本の動物シリーズ第6弾 153オヤニラミ

説明書の解説

オヤニラミ スズキ目スズキ科

西日本の河川にすむ中型淡水魚。エラブタにある一対の眼状模様が特徴で「ヨツメ」「カワメバル」ともよばれる。一生を淡水ですごし、5月頃、水中の枝や植物の茎に卵を産みつけ、オスが卵や稚魚の保護をする。

 

河川改修や外来魚、観賞用の乱獲で減っている絶滅危惧1B類ですが、飼育個体の無計画な放流により、本来居ないはずの東京都、奈良県滋賀県等に定着し、国内外来種となっているようです。

また、朝鮮半島が原産の近縁種コウライオヤニラミ(最大でも数十㎝までの日本産と違い、30㎝まで大きくなる場合も)も、宮崎県で定着し、オオヨドシマドジョウ等の固有種への被害が懸念されています。

ジャンボタニシばらまく農家といい、バス・ニジマス放流する行政・漁協といい、この手の被害はもっと知られた方が良いと思う)

 

 

 

 

邪をも喰らう

最強王図鑑選抜編2 ②トウテツ

説明

自分さえも食べる恐るべき食欲

ウシやヒツジのような体に角とトラの牙がある頭を備えた怪物。目につけば何でも食べる性質。

分類:幻獣

伝承地域:中国

出典:中国神話、「山海経

推定全長:300~400㎝

漢字表記は饕餮、「饕」が財産を貪る、「餮」が食べ物を貪るという意味。中国語ではタオティエ(Taotie)

何でも喰らう猛獣ですが、後に「饕餮は魔物も喰らう」という考えが生まれ、魔除けの意味を持つようになったそうです。

舜(しゅん)帝に中原の西に流された邪神四凶の一角で、蚩尤(しゆう)という炎帝神農の子孫と同一説もあるとか。(こちらも牛の頭を持つ)

明(みん)の時代では、竜の子「竜生九子」(りゅうせいきゅうし)の五番目の子で、こちらも飲食を好むとされるそう。顔は分かりにくいですが、鬼のような感じ。

こちらは四罪四凶とは媒体によっては同一扱い)の一角↓

iropenkun.hatenablog.com

 

洪水神か治水神か

ドラゴン最強王図鑑 シークレット 共工(きょうこう、コンコン)※無彩色蓄光

※「きょう」は、「共」に「龍」の字を乗せた表記の場合も。

同封の説明書には、シークレットの表記のみでした。(チョコエッグだと、シークレットでも画像付きの説明書があるのですが…)

中国語ではコンコン(Gonggong)と呼ぶそうです。台座が無いと、立たすのはこれが限界。台座有り

無彩色なので顔が分かりにくいですが、リアルカラー版を調べたら、正直まだこちらの方がカッコいい(?)のかなと。

個人的には九頭龍も欲しかった気が。(共工も、立体物自体は全く見当たりませんが)人面蛇身の姿で、洪水を起こす水神とされ、洪水の「洪」の字はこの神にちなむと言われてます。(同じような姿の宇賀神(うかじん)との関連は不明、そもそもこちらはいつ・どこから信仰されているかも定かでない)

また、資料によって(「菅子」等)は髪は朱色。

一説(「路史」)によると、祝融の子であり、炎帝(えんてい)の一族にあたるそう。

媒体や時代によって評価は両極端で、天地を治める立場であったり、「せんぎょく」(漢字が分かりませんでした)という黄帝の子孫に敗れた悪神とされたりします。

そのせいか、四罪という四柱の悪神(政権と敵対する異民族とその長、神)に数えられてたりも。

女媧(じょか)の時代から、千年近くに渡り登場してはやられる悪神として扱われるのは、中原(ちゅうげん)を本拠とした政権と長く敵対した「きょう」(こちらも漢字が出ませんでした)族こと、チャン族※が信奉していたためとも考えられているそうです。

別の説では、共工は氏族の名で姜(きょう)の姓を持ち、治水の発展に貢献した人物とも。

※古代(殷の時代)から歴史に名が残る、チベットとされる民族。

古代「きょう」族の時代からアニミズム(精霊信仰)等が受け継がれている。