色筆の記録

玩具・物好き

大昔のサソリのそっくりさん

大むかしの海 古代海洋記 ウミサソリ

オルドビス紀初期~ペルム紀後期(約4.9~2.5億年前)の水生生物。
体長約2.5mに達し、河口や沼地などに棲んでいた様だ。体は硬い甲羅で覆われていた。
体の一部と触肢(しょくし、はさみのような脚)が可動。形と大きさからして、この個体はプテリゴトゥス(Pterygotus、意味は「翼のある魚※」)という種類でしょうか。
※発見した当初は、魚と思われていたため
南極大陸を除き、世界中の沿岸の浅い海に生息し、体の一部を砂に埋めて待ち伏せし、近寄ってきた魚や三葉虫を、立ち上がってはさみで捕らえていたらしいです。
当時の生態系ではかなり高位の捕食者で、カブトガニとも近縁だとか。水中を素早く移動でき、クジラのように泳いでいたそうです。