最強王図鑑選抜編2 ②トウテツ
説明
自分さえも食べる恐るべき食欲
ウシやヒツジのような体に角とトラの牙がある頭を備えた怪物。目につけば何でも食べる性質。
分類:幻獣
伝承地域:中国
出典:中国神話、「山海経」
推定全長:300~400㎝
漢字表記は「饕餮」、「饕」が財産を貪る、「餮」が食べ物を貪るという意味。中国語ではタオティエ(Taotie)。
何でも喰らう猛獣ですが、後に「饕餮は魔物も喰らう」という考えが生まれ、魔除けの意味を持つようになったそうです。
舜(しゅん)帝に中原の西に流された邪神四凶の一角で、蚩尤(しゆう)という炎帝神農の子孫と同一説もあるとか。(こちらも牛の頭を持つ)
明(みん)の時代では、竜の子「竜生九子」(りゅうせいきゅうし)の五番目の子で、こちらも飲食を好むとされるそう。顔は分かりにくいですが、鬼のような感じ。