色筆の記録

玩具・物好き

仮面ライダーセイバー感想+お知らせ

色筆です。

今回はセイバー最終章記念に、私がこの作品に対する感想を綴っていきます。

 

注意:これはあくまで私個人の感想であり、読者様の価値観や趣味を否定するものではございません。また、今回きつい言い方も含むので、純粋なファンの人はここで戻るのを推奨します。

 

 

 

 

先に結論を言うと、良くも悪くも最近の特撮ヒーロー、かつ色々「惜しい」所が目立つ作品だと思いました。

 

その理由を細かく掘り下げるとキリがないので、簡潔にまとめると、単純に描写がわかりにくい、物語の根幹に関わる設定が出るのが遅い(特に序盤のキャラの心情)、主人公やルナの動機や本要素が薄く感じる、このあたりです。

正直、ワンダーワールドの成り立ちやルナや神代兄妹、富加宮親子、主人公の思い出等は、中盤が始まったあたりで詳しく説明した方がより感情移入しやすかったのではと思います。

 

また、本作は「本」要素も押されてますが、これも総合的に見て薄めな気もします。

作中で主人公が「本によって不幸になる人を見たくない」という台詞がありますが、ここでいう本が、情報媒体の方と変身アイテムの方が混ぜこぜになっているように感じました。

「本」であることにこだわるなら、「本(アルターブック)を付けられた人が怪人化」ではなく、「アルターブックを読んでしまい怪人化」みたいな、敵味方問わず情報媒体としての面を生かした設定や描写を一貫してもらいたいと思いました。

(一応最終章がそんな感じでしたが)

 

ここまで悪い点を述べてきましたが、プリミティブドラゴンの設定や最終章の演出、デザストと蓮の決着等良い点もあります。

ただ、最初に述べた通り、この作品は惜しい面が目立つように見えます。

 

総評ですが、少なくとも前作・前々作よりはまとまっているように感じましたし(前作のリアライジングとかよりは納得できる展開)、掘り下げ方次第ではもっと評価されていたかもしれないと思うところです。

 

 

 

さて、突然ですがお知らせがあります。

 

というのは、私は今回の最終章を最後に、ライダー作品の視聴及び関連商品の購入を辞めることにしました。本当に気に入った商品であれば購入するかもしれませんが、まずないと思ってもらっていいです。※ストリウスとドードーマギア系は購入した

 

これまた理由を話すと長いので要点だけ述べると、「他のコンテンツに集中したいため」と、一部の製作者達の態度・批判を許さない信者・公式そのもののノリについて行けなくなった、とだけ伝えておきます。

 

また、自分へのけじめとして、既にライダーフィギュアは全部親戚にあげるか、中古で売却し、ツイッターに載せた関連画像もほとんど消しました。

 

12年以上楽しみ続けたコンテンツでしたが、今後ライダー番組や映画、小説等には一切触れない旨をここにお伝えしておきます。(風都探偵も見ない)

以上、セイバーの感想とお知らせでした。では

補足:最終章で、記憶や物語そのもので世界を再構築する所が、どことなくスーパーヒーロー戦記ものやSCPらしさを感じました。

5月25日追記:この記事を載せてからしばらくして、昔の玩具箱からオーズのカンドロイドが出てきましたが、こちらは現在放置。正直、紹介する気も売る予定も無いです。