色筆の記録

玩具・物好き

よく消えるパトカーのディセプティコン

MPM-5 バリケード(ムービーマスターピース、1作目)※ダークサイド・ムーンにも同型、最後の騎士王には同一かは不明だが同名のディセプティコンが登場

今回紹介するのは、武器の台座のない中古品です。そのため上記については省略。

キャラクター説明写真はスタジオシリーズ版ですが、説明によると、「追跡から暗殺まで悪事全般を楽しみながら行使する」とあり、サムを襲ったときは意外とノリノリだった(?)よう。

ですが、ウィキペディアには「ディセプティコンの基準でも気難しく働き者」とあり、実際前日譚のゴースト・オブ・イエスタデイでも、そう思わせる場面がいくつかありました。

最後の騎士王では、より人型になり、頭もどこかバンブルビーのような形に。「二枚舌(にまいじた)の歩哨(ほしょう)」 らしいので、前述の二面性はその表れか。武器も異なります。

劇中だと、いつの間にか姿が消え、その後については媒体ごとに異なります。最後の騎士王でも、ストーンヘンジでの銃撃戦後の描写が無いため生死不明。

小説版:オプティマスがボーンクラッシャー撃破した直後に挑み、柱に叩きつけられ絶命。この時の説明が妙に生々しかった記憶。

アメコミ:アイアンハイドに跳ね飛ばされるも、スタースクリームに助けられその後諜報活動に戻る。

ダークサイド・ムーンでも、キューを処した同名同型のディセプティコンが登場しますが、1作目と同一かは語られず。こちらの小説版は、いるのかも不明。

個人の考察ですが、無印(1作目)→最後の騎士王は同一で、ダークサイド・ムーンだけ同型の別人(声も違う)だと思ってます。ダークサイド・ムーンでは、足を破壊され隊員に倒されたような描写もあるので。

ロボットモード長い腕と四本指の大きな手や、車の窓を流用した羽等、骨格としても地球の生き物と異なる特徴が目立つ姿に。この見た目でフェードアウト(少しずつ暗く、もしくは薄くなり最後に消えること)の常習犯だったり。

背中パトランプは逆を向くように展開。本編では、ガワはもっと細かく収納されているそうですが、玩具だと簡略化されています。(おそらく、これ以上複雑にすると、分割線や変形の処理が大変になるからかも)わかりにくいですが、赤い目が四つ造形されてます。

最後の騎士王だと、パトランプのように青と赤がそれぞれ二つに。口は開閉できるため、「ユーザーネーム[プレイボーイ217]か?」と、サムに尋問するあの場面も再現できます。

※投稿者はサムの人形が無いためできず。

武器箱の説明によると「ローターブレード」。本編では、手に持ってヨーヨーみたく振り回してました。

ダークサイド・ムーンでは、プロトフォームと同じ銃を使っている姿も。腕を変形させて取り付けることも可能。

ビークルモードフォード社のパトカー候補車となったサリーン・S281に変形。ディセプティコンの紋章は青い印の中。後ろの側面には「To punish and enslave」([罪人を]罰し服従させよ)の一文。これはアメリカの警察車両に書かれている標語「To protect and serse」([市民を]保護し奉仕しよう)をもじったものだそう。扇風機みたいな付け方。スタジオシリーズ版の再現。

台座が無いので、色々試してたら恐ろしいパトカーに…。

総評

各部の調整は少し手間がかかりますが、それに見合うだけの完成度だとは思います。

既に、当時品やこの型を流用したスタジオシリーズ版を持っている人でも、別個体扱いで揃えてみるのも良いではないでしょうか。

以上、MPM-5 バリケードの紹介でした。では